2019.10.01

プラステラス

5つの特徴
1【地域×お寺】
プラステラスを行う際には、地方でも開催できるようにしたかった。なのでプラステラスという名称も、「お寺」を「地域のテラス」に見立てるというところからはじまりまった。「地域のテラス」というのは「人と人が縁を結ぶ場」という意味。
既存のお寺を、テラス見立てた場合、何ができるか、「見立てる」というのは、そこにある物は変わらない。大事なのはコチラの「視座」、意味を持たせるということ。
「地域の人に協力してもらう」のではなく、「地域の人と協働する」ということ。地域の人を巻き込むのではなく、地域の人と混ざり合いながら実施していく。

2【継続できる形】
予算が少なくてもできるような、継続できる寺フェスの形。予算があるからやるのではなく、やる価値があるから行う寺フェスがプラステラス。予算があれば、お金をかけて、有名人を呼んで盛大にお祭りのようにできるかもしれない。特定の日特定の場所に何万人と集まったらアドバルーンとしてはよい。しかしながら打ち上げ花火のイベントでは終わった後に残るものは少ない。
また、末端の寺院は駆り出されて終わりなので、なかなか主体性が育みずらい。プラステラスは予算が少なくても継続して開催でき、小さいお寺、地方の寺院でも終わったあとに得るものが多い事業。

3【参加者との、その後のつながり】
特定の日、特定の場所でお金をかけて有名人を呼ぶような単発の場合は、なんとなく「おもしろそうだから」という薄い人が多く、
人が多く集まっても、その先につながる流れを作るのが難しい。
プラステラスでは、全方位に「みんな」を対象にしているのではなく、「お寺に興味のある層」を対象にしている。
「お寺に興味のある層」といかに「つながるか」ということを考えた。だからこそ、参加費は無料ではなくあえて有料に設定している(例外もあり)、さらには基本的には事前予約制をとっている。
参加者は大規模イベントより少ないが、有料かつ事前予約というハードルを越えてきている人達なので、そのそもお寺に好意的な人が多い。無料だから人がくるというより、有料にする事によって還って人が参加しやすくなるし、積極的な姿勢で参加する人が増える。
また、お寺が一方的に負担するばかりの無料イベントだと、予算があるうちは良いが、いずれは続ける事に限界がでてくる。
さらには、そしてプログラムを行う側も、「無料だからこの程度でいいか」という逃げ道やいいわけができずちゃんとしたものを提供しようという気持ちが起こる。

4多彩なプログラム
お坊さんが、お寺でできるプログラムを作るときになかなかアイデアがでないもの。写経、数珠づくり、水行、、、
しかし「お寺×○○」を考える事によりプログラムの幅がひろがる。プラステラスは「布教」が目的ではなく「つながる」ということ。
必ずしも仏教的プログラムでなければ行けないということではない。例えば「お寺×陶芸家」であれば、骨壺づくりをしながら死生観を整える終活ができる。「お寺×麹屋」であれば手前味噌をつくり、お寺で保管するというような寺仕込みの味噌ができる。かけ算をすることにより、地域ならではの無数のプログラムができる。
プラステラスを行う際には、お寺と地域の人を集めてプログラムアイデア出しのワークショップをしていく。そこで、プログラムのアイデアを出し合い、それを実施していく。アイデア出しだけで終わるワークショップが多いのですが、プラステラスはアイデア出しだけで終わらず、実践が伴う。

5全員でやらない
足並みをそろえて行うことも大切ですが、やってみたい、試してみたいを実現できる場。
プラステラスはやりたい人が行い、やりたくない人はやらなくてよいというように、自由に選択できる。
ですので「お誘いはするが、お願いはしません」。「言われたからやる」モチベーションでは、参加者に感動体験は提供できませんよね。
一人で100歩進むより、100人で1歩進む事が大事にされますが、プラステラスでは50人で2歩進むことを目指します。

つづけて見て欲しい

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