#オンライン唱題行
#オンライン唱題行 (しょうだいぎょう)は、日本全国のお寺や一般のご家庭をオンラインでつなぎ、日蓮宗の伝統的修行法である唱題行(お題目「南無妙法蓮華経」を共に唱える)イベントです。
緊急事態宣言は解除されましたが、コロナウイルスが根絶したわけではありません。「新しい生活様式」でウイルスと向き合い、感染拡大を予防することが求められています。
これからの社会のありかた、感染への不安など、多くの方がストレスを感じていることと思います。
本イベントは、そのような不安な思いを共に分かち合い、お坊さんの導きのもと、ご自身と向き合うことで少しでも心の穏やかさを取り戻してほしいとの思いから開催に至りました。
お寺にお越しいただかなくても、各家庭からご参加いただけるように、オンライン中継にて開催いたします。また、唱題行が初めての方も参加しやすいよう、「瞑想と唱題」を中心に短い時間で行います。唱題行終了後には、寺カフェタイムを設け、普段はあまり聞くことのないお坊さんによるお話や質疑応答も予定しています。
唱題行という修行法を通し、お坊さんやお寺、ひいては仏様の教えに触れることで、少しでも皆さまの心が安らかになる手助けとなれば幸いです。
まず、⼼を落ち着けるため何度か深い呼吸を⾏います。次に、皆さまで⼀緒にお題⽬「南無妙法蓮華経」を繰り返し唱えます。終わりの合図の後、最後にゆっくりと3回唱え、呼吸を整えて終了です(15分程度)。
その後は、お坊さんとのトークタイム「オンライン寺カフェ」で気軽に会話をお楽しみください。
唱題行のしおり(無料)も是非ご利用下さい。
スタッフ 岡﨑 英里(おかざき えいり)
今まで当たり前だった人と人とのコミュニケーションが、新型コロナウイルス感染拡大で大きく変わってしまいました。しかしながら、ネットという場所を介して時間や気持ちを共有することはできます。一人でも多くの方がこのイベントにご参加下さり、仏道修行というと堅苦しいですが、祈りの気持ちやホッとする時間をご一緒したいと思います。
【プロフィール】
1976年東京都生まれ。東京都台東区 日蓮宗 妙音寺(通称 池の妙音寺)住職。
早稲田大学第二文学部卒業、立正大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。
「クラッシック音楽・オーケストラ演奏を身近なものに」というコンセプトの元、年1~2回の定期演奏会や活動主体の港区施設等で青少幼年対象の無料コンサートなどの演奏活動を行う、近衞樂友会オーケストラ代表。http://www.konoyeorche.net/
スタッフ 仁部 前誠(にべ ぜんじょう)
仏教には「諸行無常」という教えがあります。すべてのものは常に絶え間なく変化し、留まることはありません。良いことも悪いことも、始まれば必ず終わりがきます。不安な気持ちと上手に折り合いをつけて、皆さまのこころが少しでも和らげば嬉しいです!
【プロフィール】
1988年埼玉県生まれ。埼玉県 日蓮宗 上原寺 副住職。
立正大学仏教学部宗学科卒業。平成24年より⽇蓮宗宗務院伝道部勤務。
僧侶の兄弟がお送りする 「お寺ジオ」 オンラインの駆け込み寺として配信しています。
スタッフ 古河 良啓 (こが りょうけい)
オンラインによる唱題行は私たちも初めての体験です。画面の向こうで多くの人といっしょの時間を過ごしながらも、その実、皆さまご自身にとってはとても静かで落ち着いたひとときになるかと思います。唱題と呼吸法でこころとからだを整え、心身を健やかにたもちましょう。
【プロフィール】
1981年、東京都生まれ。東京都目黒区 常圓寺 副住職。
立正大学大学院仏教学専攻博士後期課程単位修得満期退学。日蓮宗現代宗教研究所研究員。
スタッフ 伊藤 友範 (いとう ゆうはん)
この数ヶ月で、人々の日常生活は大きく変わってしまいました。
コロナウイルスに感染してしまうのではないかという恐怖と、先行きを見通せないことからくる不安に押しつぶされそうな毎日です。
恐怖と不安の違いをご存じですか?「恐怖」は恐れの対象がはっきりしている状態からくる感情で、「不安」は恐れの対象がはっきりしない状態からくる感情です。恐怖には対策を打てますが、不安に対策を打てない点で、人間にとって大きなストレスとなります。
初の試みであるオンライン祈願を通して一緒に心を整え、少しでも不安を取り除くことができれば幸いです。【プロフィール】
1983年愛知県生まれ。名古屋市熱田区 日蓮宗本遠寺住職。
愛知淑徳大学にて臨床心理学を学んだ後、立正大学仏教学部宗学科卒業。
3人の息子と毎日鉄道系YouTubeを見る鉄道ファン。今のうちにMT54形モーターの車両に乗りたい。
スタッフ 渡邉 彰良 (わたなべ しょうりょう)
新型コロナウイルス感染が報じられてから、1月、2月、3月と、ことごとく予想が外れ、未来が見通せないことの怖さをあらためて感じています。しかし、日蓮聖人曰く「冬は必ず春となる」。ほとけの心、ひとの心をはぐくんで、この危機を乗り切って行きたいと思います。
【プロフィール】
1964年、東京都生まれ。
東京都足立区 法立寺住職
芝浦工業大学電子工学科卒業後、立正大学に編入。立正大学大学院仏教学専攻博士後期課程単位取得満期退学。立正大学非常勤講師。
⽇蓮聖⼈が⼤切にした「法華経」教えには、どのような⼈でも平等に「仏の⼼」(仏性)が備わっていると説かれています。⼈だけではなく、動物も植物もすべての⽣きとし⽣けるものに「仏の心」はあります。そのすべての仏様に感謝し、⼿を合わせるのが、お題⽬「南無妙法蓮華経」の世界です。
「南無」とは仏様を信じること、「妙法蓮華経」は、お釈迦様の智慧と慈悲の功徳がすべて備わっています。
すべてに備わる「仏の⼼」を信じ、この「南無妙法蓮華経」のお題⽬を⼝に出して唱えることで、⾃分の中にある「仏の⼼」をおおきく増やしていくことができるのです。
誰もが経験したことのない事態が続くこのような時こそ、互いに⼿を取り合い、心の健康を保ちながら前を向いていただきたい、その思いが #オンライン唱題行の開催につながっています。
「あんのん基⾦」は、⼈々の笑顔を増やす⼤切な基⾦です
すべての人の苦しみを除き、喜びを願う気持ち。これは、仏教徒の基本精神です。日蓮宗では、このように他者の幸せを願い、そのために自らが行動する慈悲の精神にのっとり、社会活動を支援しています。
「あんのん基金」は、様々な社会活動・地域貢献・国際協力を行う団体や活動を支援する大切な基金です。戦争、天災、貧困、環境などの諸問題に対峙する世界中の方々へ、民族や宗教、文化の違いを超えて最も有効な支援を届けること。そして明るい社会を育て、人々の絆と笑顔を増やしていくこと。一人ひとりの小さな善意がこれらを実現し、明るい社会をつくる大きな一歩となります。
日蓮宗では、教師・檀信徒はもとより、多くの方々に広く支援を呼びかけてまいります。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。