六月大歌舞伎 第三部『日蓮』観劇記
2021.06.18
六月大歌舞伎 第三部『日蓮』観劇記vol.10 富田 蓮右衛門さん
六月大歌舞伎 第三部『日蓮』観劇記第10回は日本橋 鰻 伊勢定会長/身延山東京本願人会会長の富田蓮右衛門さんです!
幼少の頃からお仏壇の前で日蓮聖人のお話を聞いておりましたが、今回の舞台では、自分の信念を貫く強さと人を思いやる優しさとの間で葛藤する日蓮聖人を、市川猿之助さんが役と一体となって演じられ、とても感激しました。
特に最後の場面、「我、日本の柱とならん」という言葉には、日蓮聖人の強い意志を感じ、日蓮聖人の激しいご気性の内にある、強い精神力がより魅力的に描かれていました。
昔は各家庭にお仏壇があり、子供の頃からごく自然に先祖や親を敬う気持ちが芽生え、ひいては他人への思いやり、社会全体へと優しい気持ちが広がっていったものです。
親孝行から始まるその優しさこそ、日蓮聖人の教えの根幹にあると思います。
800年前の出来事ではありますが、令和の今の時代に通じることが描かれており、日蓮聖人の教えが新たに胸に迫る思いです。
立正中学~立正高校~立正大学卒。
大阪高麗橋「吉兆」にて3年間の修行後に東京伊勢定本社入社。
日本橋優良申告法人会役員、日本橋法人会役員、日本橋倶楽部理事、
日本橋ロータリークラブ会長、東京都料理組合副理事長、東京鰻蒲焼商組合理事長、
全国蒲焼商組合連合会副理事長。
身延山東京本願人会会長、身延山学園(高校・大学)理事、身延山信徒総代、
身延山共栄友の会役員。
令和2年秋の叙勲(旭日単光章)拝受。
現、伊勢定 会長。
富田蓮右衛門さん、ご寄稿ありがとうございました!
六月大歌舞伎はいよいよ明日、6月28日(月)が千穐楽。
チケットWEB松竹に、若干ではありますがチケットが残っているそうです。
ご都合の合う方はリンクよりお求めください。
詳しくは >>> コチラ <<< をご覧ください。
2021.06.18
「あんのん基⾦」は、⼈々の笑顔を増やす⼤切な基⾦です
すべての人の苦しみを除き、喜びを願う気持ち。これは、仏教徒の基本精神です。日蓮宗では、このように他者の幸せを願い、そのために自らが行動する慈悲の精神にのっとり、社会活動を支援しています。
「あんのん基金」は、様々な社会活動・地域貢献・国際協力を行う団体や活動を支援する大切な基金です。戦争、天災、貧困、環境などの諸問題に対峙する世界中の方々へ、民族や宗教、文化の違いを超えて最も有効な支援を届けること。そして明るい社会を育て、人々の絆と笑顔を増やしていくこと。一人ひとりの小さな善意がこれらを実現し、明るい社会をつくる大きな一歩となります。
日蓮宗では、教師・檀信徒はもとより、多くの方々に広く支援を呼びかけてまいります。
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